特殊左官材を施工する上で。

特殊左官材を施工する上で、『塗る技術』はもちろん大事ですが、それより何より大事なのは『下地づくり』です！

今人気のモールテックスを例に。
モールテックスは約2mm厚で下地を選ばず何にでも塗れ、割れにくい材料ですが、下地が動いてしまうとそれに追従して割れたり、クラック（ひび）が入ったりします。

モールテックスの良さを綺麗なまま楽しむには、いかに動かない下地を作るかが大事となってきます。

施工場所にまだ大工さんがいれば、大工さんに相談してより強い下地を作って頂いたり、カタチになっているものに施工するときは割れないような下地処理したりして、下地を完成させます。

例えば地震等で物理的に下地がズレて割れてしまったのは防げないので仕方のないことですが、普段の生活での割れは極力無いように施工していきます。
（十分な下地作りをしても、その施工環境でクラックが入ることもあります）

見えない場所こそ、より大事だと思います。

大事な下地作りをせず、ただ塗っている施工業者さんが全国的にいるのも現実です。
講習会に行かずとも、塗れてしまうのも現実です。

『モールテックスの価値を守りたい』
その一心で、当社はモールテックス施工をしております。

モールテックスをはじめ、特殊左官材を施工する業者選びは、お施主様には慎重にして頂きたいと思います。